無料メルマガ【成功起業考察】 2011年6月20日配信

本文タイトル:資金の流れを構成する要素とは?

前回のメルマガでは、 「資金を枯渇させないことが、会社存続の絶対条件である。」ということを書きました。 ※前回のメルマガの内容はこちらから⇒

そこで、 「資金を枯渇させないためにはどうすべきか?」ということを考えていかなければならないわけです。

しかし、その対処法を考える前に、まず、資金の流れがどのような構造になっているのかを把握しておく必要があります。

会社にとっての資金とは、人間に例えると血液のようなものです。

血液の流れが止まったり不足したりすると、人間は生命の危険にさらされます。

同じように、資金の流れが止まったり、不足したりすると、会社は倒産の危険にさらされることになるのです。

そして、血液が流れる血管にも動脈や静脈や毛細血管などがあって、それぞれの機能や役割の違いがあるように、会社の資金の流れもいろいろな要素から構成され、それぞれの機能と役割を持っています。

まずは、その一つ一つの要素を見ていくことにしましょう!

資金の流れを構成する要素としてまず挙げられるのが、 「運転資金」です。

「運転資金」とは、商品を仕入れ、その仕入れた商品を販売し、その売上から経費を差し引いたものが現金・預金として残り、そのお金で、また商品を仕入れ販売するという資金の流れです。

それを図で表すと以下のようになります。
  仕入れ→販売→利益→
 ↑           ↓
  ← ← ← ← ← ←

このように資金の流れは、ぐるぐる回転運動のように回るところから「資金サイクル」とも呼ばれています。
※この場合は、運転資金なので、 一般的に「運転資金サイクル」と呼びます。

つまり、この資金サイクルがうまく回転しなくなると、資金の流れが途絶えてしまうということになります。

では、どのような時に、この運転資金サイクルの流れが途絶えてしまうのでしょうか?

上の運転資金サイクルの図で単純に考えてみると、仕入価格を下回る価格で販売し続ければ、いずれ、新たに仕入れるお金がなくなるだろうということは容易に想像できると思います。

でも、そう単純なものでもありませんよね。

そもそも利益を出すために商売をやっているわけですから、仕入価格を下回る価格で販売し続けることなどありません。

この運転資金の流れを途絶えさせる要因を探るには、運転資金サイクルの中味をさらに掘り下げて見ていかなくてはならないようです。

この続きは次回にて・・・

≪おまけ≫

仕入れ価格を著しく下回る価格での販売は、「不当廉売」として、公取委が不正な取引方法として厳しく取り締まっています。

「不当廉売」については、『私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律』の第2条第9項第3号で、以下のように定義されています。

『正当な理由がないのに商品又は役務を、その供給に要する費用を著しく下回る対価で継続して供給し、その他不当に商品又は役務を低い対価で供給し、他の事業者の事業活動を困難にさせるおそれがあること。』※「供給に要する費用」というのは、仕入原価のことになります。

ただ、仕入原価を著しく下回る価格であっても、不当廉売に該当しない場合もあるようです。

例えば、きず物、生鮮食品、季節商品などを処分する場合。

このようなケースは、 いつまで経っても売れ残っているということを防ぐための 止む終えない手段として、不当廉売には該当しないようですね。

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