無料メルマガ【成功起業考察】 2011年7月19日配信

本文タイトル:運転資金サイクルを機能させるためには?

前回のメルマガで「運転資金サイクル」の説明をしましたが、もう少し、掘り下げて見ていくことにしましょう!※前回のメルマガの内容はこちらから⇒

「運転資金サイクル」は、「売上」と「仕入れ」で構成されています。

さらに、「売上」は【現金売上】と【掛売上】、「仕入れ」は【現金仕入れ】と【掛仕入れ】に分けることができます。

「現金売上」と「現金仕入れ」の説明は必要はないでしょうが、
「掛売上」とは、『商品を販売して、その売上金の回収を後日にする』ことです。

「掛仕入れ」とは、『期日に代金を支払うという約束で事前に商品を仕入れる』ことです。

この2つは、実は全く行為なのですが、その行為をする立場によって、「掛売上」と「掛仕入れ」という言葉に使い分けることになります。

話を進めますが、「運転資金サイクル」を円滑に機能させるために一番重要なことはいったい何でしょうか?

それは、『現金を、出来る限り自社に留まらせておく』ということです。

そこで、現金を出来る限り自社に留まらせておくのに、「売上」と「仕入れ」をどうすべきなのかを考えなければなりません。

売上については、「掛売上」よりもすぐに手元に売上金(現金)が入ってくるわけですから、「現金売上」がベターということになります。

仕入れについては、「現金仕入れ」よりも、あとで現金を支払う「掛仕入れ」がベターということになります。

つまり、売上は「現金売上」、仕入れは「掛仕入れ」にすることが、一番長く手元に現金が残る方法ということになります。

小売業などがよく倒産しにくいと言われるのは、「現金売上」・「掛仕入れ」だからです。

しかし、BtoBのビジネスにおいて現金売上というのはあまりありません。

それは、逆の立場から言えば、「現金仕入れ」になっていまい、現金を長く自社に留まらせておくことが出来ないからです。

だから、理想的には「掛仕入れ」・「現金売上」なのですが、現実的には、「掛売上」・「掛仕入れ」となるようです。

このような掛で取引をすることを「信用取引」といいます。

つまり、「信用取引」とは、『後日代金を支払ってくれるのを信用して取引をする』ことを言っているわけです。

では、この「掛仕入れ」と「掛売上」をどのように調整すれば、手元になるべく現金を置いておくことができるでしょうか?

答えは簡単ですよね。

「掛仕入れ」の支払い期日をなるべく先に延ばしてもらい、「掛売上」の売上代金の回収をなるべく早くしてもらうことです。

こうすることにより、仕入れ商品に対する支払うべき現金が長く手元に残ることになり、売上代金として現金が早く手元に入ってくることにわけですから、現金のやりくりに余裕が出来るということになります。 

しかし、手元に現金を長く留めておきたいのはどこの会社も同じことなので、簡単にこちらからの要求に応じてくれようはずがありません。

そこで、いろいろな条件交渉が始まることになるのですが、このことを常に意識して商談することが重要なことなのです。

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