無料メルマガ【成功起業考察】 2011年9月15日配信

本文タイトル:資金繰りを楽にするために売上債権はどうすべきか?

前回のメルマガでは、『運転資金サイクルに及ぼす影響』として「在庫高」の問題を取り上げ、運転資金サイクルを正常に機能させるためには、『売筋商品を適正に仕入れることが重要』ということを説明してきました。※前回のメルマガの内容はこちらから⇒

今回のメルマガでは、「売上債権」が運転資金サイクルに及ぼす影響について考えてみたいと思います。

「売上債権」とは、『売上代金をある一定の期日に受け取るという約束に基づく権利』のことです。

なので、その期日が来るまでは、売上代金としてのお金は手元には来ないことになります。

資金繰りが楽になるかどうかは、いかに手元に多くのお金を持っているかにかかっているので、売上債権が多くなれば多くなるほど、資金繰りに悪影響が出てくる可能性が強くなります。

つまり、「売上債権」をいかに早く現金に換えれるかが、資金繰りを楽することができるどうかの分かれ目です。

「売上債権」が現金化するまでの期間を「回収サイト」と言いますが、通常、BtoBの場合「回収サイト」は購入者側に有利です。

購入者側は「回収サイト」を出来る限り長く取ろうとします。

BtoBの場合、「回収サイト」が3ヶ月や4ヶ月というのは当たり前で、6ヶ月という場合もあります。

「回収サイト」が長ければ長いほど、売上が現金化しない状況が長く続くわけですから、資金繰りは苦しくなります。

では、資金繰りを楽にするためにはどうするか?ということですが、ただ単に、購入者側に「回収サイトを短くしてくれないか?」とお願いしても、そんな願いは聞いてくれるはずもありません。

購入者側にとっても回収サイトを短くするということは、自分の手元から早く現金を手放すことになるのですから、やはり資金繰りを悪くする要因と成り得るからです。

しかし、『回収サイトを短くしてくれれば商品代金を割引する』などの条件を購入者側に提示するとすればどうでしょうか?きっと応じてくれるところもあると思います。

あと、回収サイトが長いということは、その間に購入者側の経営が悪化し売上債権が全く回収できない、という事態も起こり得ます。

だから、業績の悪そうな会社とは、むやみに掛け取引をしないことです。

例えば、手形取引に変えるとか…。

手形取引は回収サイトが非常に長い場合が多いのですが、実は、この手形というのは期日前に資金化するという面では非常に便利な側面があります。

それは、「裏書譲渡」や「手形割引」という換金手段があるからです。

「売上債権」にも「債権譲渡」いう方法が存在しますが、確実性では手形の方が上でしょう。

「裏書譲渡」というのは、受け取った手形を他者に対しての支払いとして渡すことであり、支払いを現金で行ったのと同じ効果があります。

「手形割引」というのは、取引銀行などで、手形の満期日までの利息に相当する額や手数料を差し引いた金額で換金することです。

経営者は、売上代金をより早くより確実に現金化することに意欲的になることが大切だと思います。

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