無料メルマガ【成功起業考察】 2011年12月21日配信

本文タイトル:潜在意識はなぜ存在するのか?(その1)

今回の記事は、成功起業【種の保存論】というテーマの第3回目の記事です。続けてお読みいただくことで内容が理解できると思いますので、どうぞ続けてお読みいただければと思います。

人間の究極の目的は種の保存です。人間は、種の保存のための"知恵"を必要とします。そして、潜在意識がなぜ存在するのかは、この種の保存をするための"知恵"の必要性に大きく関わっています。

"知恵"という言葉の意味を辞書で調べてみると『道理を判断し処理していく心の働き。筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力』などと書かれていますが、この意味で分かることは、"知恵"は"知識"を前提としているということです。つまり、"知恵"というのは"道理に関する知識"を前提としているということです。
この書の中で言う"道理"とは、"種を保存するための正しい道筋(方法)"のこととなります。そして、この知恵の前提(「土台」と言った方がいいのかもしれませんね)となる知識を蓄えるために"記憶"という領域が脳に備わったのだと考えられます。

しかし、すべてのことをただ記憶していくだけでは不都合なことが起こります。それは、年数を重ねれば重ねるほど記憶の量が膨大になっていき、必要な時に必要な記憶だけをスムーズに引き出すことが出来なくなってくるからです。

そこで、新たに『記憶の重要度に【高低】を付ける』ということが必要になってきたのです。どうでもいいような記憶と重要な記憶を振り分けることによって記憶を整理し、重要な記憶はすぐに引き出すことが出来るようにしなければならないからです。
脳の記憶領域をタンスに例えると、重要度の低い記憶はタンスの引き出しの奥の方にしまいこみ、重要度の高い記憶はいつでも出せるように引き出しの前方にしまっておく、というようなことをやっているわけです。
ご存知の方も多いかと思いますが、人間は生まれてから今までのことを本当はすべて記憶していると言われています。しかし実際は、生まれてから今までの記憶をすべて思い出せる人は、世の中に一人だっていません。人は、その多くの記憶を思い出すことが出来ないのです。そして、思い出すことが出来ないので、記憶が無くなったと思い込みます。
しかし、それは記憶が無くなったと思っているだけで、実際は記憶が無くなったわけではなく、単にその記憶を引き出すことが出来ないだけなのです。催眠療法などで、記憶に無い(と思っていた)記憶を引き出すことが出来るのはそのためです。

そこで疑問になってくるのが、どのように記憶の重要度に【高低】を付けているのかということです。

記憶の重要度に【高低】を付けるのには、以下の5つの基準があると考えられます。基本的に、1から5になるに従って優先度がより高くなると考えていただければいいと思います。

1. 記憶が新しいものか?古いものなのか?
2. 感情が伴っている記憶かどうか?
3. 感情の強い記憶かどうか?
4. 自分の体験を通して得た記憶かどうか?
5. 繰り返される記憶かどうか?

新しい記憶が入ってくる度に、古い記憶は奥の方に追いやられていき、すぐに引き出すことが難しくなってきます。この理屈は、昨日の夕食のメニューはすぐに思い出すことができるけれども、3日前の夕食のメニューはなかなか思い出せないことからも分かっていただけると思います。これが1つ目の『記憶が新しいものか?古いものなのか?』という基準です。

しかし、これが、3日前の夕食のメニューが「美味しかった!」と記憶していたとしたらどうでしょうか?
この場合は、昨日の夕食のメニューよりも3日前の夕食のメニューの方が簡単に思い出すことができるかもしれませんよね。
つまり、これが2つ目の『感情が伴っている記憶かどうか?』という基準です。メニューとしての記憶に「美味しかった!」という感情が伴われることによって、新しい昨日の夕食の記憶よりも3日前の夕食の記憶の方の重要度が高くなっているのです。重要度が高くなったことにより、すぐに引き出せるところに整理されているので、すぐに思い出すことができるというわけです。

これが、さらに「こんな美味しいもの生まれて初めて食べた!」という感情と共に記憶していたとしたらどうでしょうか?
3日前どころか、1年経っても、いや、それどころか一生忘れることがなく、「好きなものは何ですか?」と問われる度に、瞬時にそれを食べた時の記憶を思い出すかもしれません。
このように、強い感情が伴った記憶は、弱い感情の伴った記憶よりも重要度の高い記憶として整理されます。これが、3つ目の『感情の強い記憶かどうか?』という基準です。

4つ目の基準以降の記事は、次回のメルマガにて。

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